株式会社ボルテム様

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クライアント様の課題
クライアント様の課題【クライアント様の概要】
株式会社ボルテム様は、産業用製造装置・省力化装置の電気制御設計を中心に、制御盤製作、電装工事まで一気通貫で対応するFA分野の技術集団。PLC(シーケンサ)ラダーソフト設計・ロボットプログラム・画像処理設定・ティーチングなど、同一設計者が連携して進める体制に強みがあります。
【課題1.専門性の可視化不足】
既存サイトでは「何を、どこまで、どうやって提供できるのか」の記述が断片的で、技術の幅と深さが十分伝わりにくい状況でした。FA・電気制御の意思決定者は短時間で要点を掴みたい一方、現場担当者は詳細要件を確認したい—両ニーズを満たす情報設計が必要でした。
【課題2.問い合わせ導線の最適化】
BtoBの新規引き合いは、課題の具体化→簡易打診→要件詰めというプロセスが多く、初回問い合わせ時点での情報不足が後工程のロスにつながっていました。
【課題3.採用情報の整備】
技能人材の採用強化に向け、仕事内容の具体像や社風・安全衛生への配慮を誠実に示す必要がありました(SDGs/職場環境への取り組み発信とも親和性が高い)。
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課題解決のための施策
課題解決のための施策【1.「一気通貫の強み」を中核に据えた情報設計】
トップの第一ビューに「FA分野の少数精鋭技術集団」というコアメッセージを配置。以降、業務領域→工程別の得意分野→選ばれる理由の順で、“幅”と“深さ”が直感的に伝わる構造に再編。
業務内容ページは、PLC設計、制御盤製作、電装工事、ロボット・画像処理などを工程のつながりで見せることで、窓口一本化のメリット(打合せ・引継ぎのロス削減)を明確化。
【2.BtoBに最適化した問い合わせ動線】
問い合わせ前の情報充足を目的に、「対応可能な装置・業界例」「過去の代表的要素技術」「検収・立上げの流れ」「安全基準・配線規格への準拠」など初回打診に必要な判断材料をページ内に集約。
CTA(お問い合わせ)を各セクション末尾に複数配置し、用途別フォーム(技術相談/見積依頼/採用)へルーティング。入力項目は最小限+自由記述で“最初の一歩”の心理的ハードルを下げました。
【3.採用ページの拡充と信頼要素の明示】
仕事内容の一日・キャリアパス・必要スキルを箇条書き+図解で提示し、現場のリアルを伝達。
安全・衛生/働きやすさへの取り組み(LED化等の省エネ、ハラスメント防止、労働安全衛生)をSDGs宣言の文脈で可視化し、“安心して働ける職場*の証左として配置。
【4.検索流入を狙うSEO設計】
主要キーワード軸を「FA制御システム/電気制御設計/制御盤製作/PLC/電装工事/岡山・総社」で設定。
タイトル・H見出し・メタ・OGのセマンティック最適化、内部リンク設計、構造化データ(Organization/Breadcrumb)、画像の代替テキスト最適化を実施。
“よくある依頼”や“技術メモ”の将来的なナレッジ拡張を見据え、ブログ/お知らせのテンプレートも整備。
●制作デザインのポイント
【“堅牢さ × 可読性”】
FA領域の堅実・正確なイメージを軸に、余白とグリッドを活かしたUIで資料読みに耐える可読性を担保。暗めのベースに高コントラストのアクセントで視線誘導を設計しました。
【工程フローの視覚化】
「設計 → 盤製作 → 配線 → 立上げ → 保守」の工程連関図を各所に差し込み、一気通貫の価値を“ひと目で”理解できるビジュアルに。
【図表・配線写真の最適化】
専門画像は軽量化・トーン統一し、技術資料としての信頼感を損なわないレタッチに留めています。スマホ閲覧時の拡大前提で、注釈テキストの最小フォントサイズを厳密に管理。
【フォームの安心感設計】
入力フィールドは段階表示で離脱を抑制。個人情報の取扱いと返信目安を同一画面に明示し、**企業間取引の“最初の一歩”**を踏み出しやすくしました。 -
実際に得られた効果
実際に得られた効果【1.問い合わせ内容の精度向上】
技術ページと工程説明を充実させたことで、具体的な要件・環境情報(機種・点数・配線条件 など)が初回から添えられるケースが増加。結果として要件定義までの往復回数が減少し、見積・提案までのリードタイム短縮に寄与しました。
【2.採用面の訴求強化】
業務内容・安全配慮・地域貢献など働く根拠が伝わる情報を整理したことで、応募前の問い合わせが増え、面談時のミスマッチが軽減。
【3.営業資料としての二次活用】
営業・協力会社との初期打合せで、サイト内の工程図・対応範囲をそのまま参照する運用が定着。現場共通言語の土台として活用されています。 -
クライアント様情報
- 会社名
- 株式会社ボルテム
- 業種
- 自動制御装置の設計・調整等
- 制作期間
- 1か月半
- サービス内容
- 新規サイト制作:ディレクション・デザイン・コーディング・スマートフォン対応・CMS開発